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【弁護士 小倉康平の悩み事解決ファイル No.4】

相続分不存在証明書は紛争の元


 父が亡くなり、その後兄から

 「悪いようにはしないから相続放棄の書類に判を押して・・・」

 と言われています。

 この書類に判を押してもよいのでしょうか。
                                 (35歳)



 はい、お答えします。

 お兄さんが相続放棄の書類といわれているのは、相続分不存在証明書のことだと思います。
 これは被相続人から相続分を超える生前贈与や、ほかの特別受益を受けている人が、
 その相続分のないことを証明する書面です。
 実際に、被相続人から多額の生前贈与を受けていた場合は、本当のことですから
 問題はないのですが、生前贈与などをほとんど受けていないのに
 「長男が遺産を全て相続させるため」とか、
 「女性や子どもに遺産をやらないようにするため」とか、
 「今後は家を継いだ自分が面倒を見てやるから」・・・などと
 上手に提言されることがあります。



 もし、この書面に署名、実印を押して印鑑証明書を渡してしまえば、
 これによりあなたは以前の生前贈与は別にして、
 
 
被相続人の遺産を一切もらえなくなってしまうのです。

 この書類は、土地・建物を単独所有名義にするための最も簡単な方法なのです。
 しかし、実はこれは遺産全体にかかってくるのです。現金、預貯金、株券など全てです。
 ですから、これを提出した相続人は相続財産全てを一切もらえなくなってしまうのです

 このやり方は一般によく使われますが、虚偽または乱用されることも多く、紛争の元となり
 非常に問題があります。
 相続が起きた場合は、相続財産を確認し、それぞれの取得する財産を記載した
 遺産分割協議書を必ず作成することが重要です。



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